パソコン甲子園2011

最下位。

  • 1: 簡単だが、敷居が高いように思う
  • 2: やるだけ
  • 3: やるだけ
  • 4: 日本語をうまく読解できればわりと良い問題
  • 5: 計算式に従って計算する(行列の知識要。高1とかだと習っていない可能性もある)
  • 6: 問題文が非常に曖昧、かなり好意的に解釈しないとそもそも問題文が矛盾、さらには誤ったテストケースが存在(japljさん曰く)
  • 7: 問題としては妥当だが、rejudge。あと、サンプルケース弱すぎ…(長方形とか誰でも簡単に思いついて誰でも簡単に検証できる)
  • 8: 単純な実装ゲー。条件が長すぎて(日本語はわりと正確に書かれているが)読解が大変
  • 9: スコーン枠。JOI的なアルゴリズム的発想を要する良い問題だと思う
  • 10: 解法不明。恐らく(圧縮した15個の位置)(3つの扉の残り時間)(残っているコイン)(今持っているコイン)あたりでmapを使ったDPっぽいことをするのではないかと予想。
  • PCKの問題を見ただけで「生ゴミ」とか言っていたが、どうやらそんな次元の話じゃないらしく、良い問題を送っても無視されたり、読みやすい問題文を送っても読みにくく改悪されて返って来たりするらしい
    • PCKは「問題文の解釈もPCKの要素」とか言って開き直っている。内部では問題文の改悪も行うらしいし、もしかしてわざと?
    • それなら少なくとも「プログラミング部門」は「読解&プログラミング部門」が適切
    • 小数を出力する問題も、本当ならもう少し桁数が少なくてよいはずだったらしい
  • (開会、表彰)式において、聞いても新しい知見が得られないような話が多すぎる
    • 表彰式の3人連続挨拶はほとんど同じ事を言っているきがする
    • これを解決するには、「常識に対する挑戦」をある程度実施しないといけない気もするが。
  • スケジュールの遅延がひどかった
    • 来賓が遅刻
    • 閉会式では終了が20〜30分程度遅延
    • そもそも表彰されるチーム数が9チーム増えているので、去年と同じ時間をとると遅延することは自明
  • カメラの前で「女装」とか言ってはいけない!!!(戒め)
  • 帰りに、地下の駅の「付近」で線路内人立ち入りがあったせいで帰りが30分遅くなった。しかも線路内立ち入りした人を「捜索中」っていったいなんなの
  • 最下位でも上のほうだとソフトがもらえる
    • そのソフトは趣味、競技のプログラミングではあまりうれしくないが、実務プログラミングにおいて大きな威力を発揮する類のもの
    • そのソフトの値段をxとおくと、(最下位の賞金)<(1位の賞金)<(最下位の賞金)+xが成立
    • 結果としてソフトを適切に売ると1位よりも4、5万ほど多くの金を得ることができる

まとめ

上で挙げた批評について。
パソコン甲子園の運営については、スケジュールが遅延するなどの問題はあったが、大会そのものを破綻させるレベルではない。帰りに、バスがなかなか来ず会津若松駅からの高速バス・列車に乗り遅れそうになったときも、タクシーを手配して対応するなど、運営の対応は良いものだったと思う。

しかし、プログラミング部門については改善すべき点が多すぎると思う。多く指摘されているように、5番の「行列の積の定義を知らないと解けない」、6番の「問題文が読みにくい上に、テストケース誤り(浮動小数点誤差によるミスも想定される7番とは違い、明確にテストケースが誤っていることが示されている!)」、7番の「ジャッジ誤り」と3つの不具合があり、TopCoderでこんなに大量のミスがあったら余裕でノーコンテストになるレベルである。6番に至っては、japljさんがテストケースの誤りを疑い、実際に「矛盾があれば無限ループ、さもなくば通常終了」というコードを書いて誤りを証明し、審査チーム側に指摘したというが、テストケースの確認もなされず、無視されたという。もはやコンテストが破綻しているとしか言いようがない。この3つの誤りがなければ順位が大きく変わっていたことも考えられる。

少なくとも、「問題についてはtesterに解いてもらい、意見を聞く」「問題についての質問システムをJOIなどと同様に確立する」「せめて、参加者から競技中に指摘された矛盾点などは吟味する」ぐらいの改善は必要ではないかと思う。