JMO 2012 本選4番

問題はJMOのページにあります。
試験中2時間ぐらい考える時間あったのに解けなかったが、よく考えるとすごい簡単に記述できる解答があった…


円O1の半径をr1、円O2の半径をr2とする。すると、XO1=AO1=r1、XO2=BO2=r2である。
点Mを線分O1O2の中点とする。
すると、中線定理より、XM2=1/2*(XO1)2+1/2*(XO2)2-(O1M)2である。
同様に、PM2=1/2*(PO1)2+1/2*(PO2)2-(O1M)2である。
ゆえに、2(XM2-PM2)=r12+r22-(PO1)2-(PO2)2である。
一方、点Pから円O1への方べきを考えると、(PO1)2=PA・PC+r12 (但し、PA・PCは、向き付きの長さで考える) になる。同様に、(PO2)2=PB・Pd+r22である。
ゆえに、2(XM2-PM2)=-PA・PC - PB・PD=0 (題意より)であるから、XM=PMが示された。
同様にYM=PMも示されるので、点Mは△PXYの外心であることが示され、題意が示された。
Q.E.D.